e成長戦略で賃上げ促す
- 2014.06.06
- 情勢/経済
公明新聞:2014年6月6日(金)付
山口代表 「骨太方針」政府与党一体で
公明党の山口那津男代表は5日、東京都新宿区の党本部で開かれた中央幹事会であいさつし、大企業の半数近くがベースアップを実施し、中小企業を含めた賃上げ率の平均が2%台に達しているとする政府や連合の中間発表に触れ、「公明党の強い主張で政労使の協議の場を設けて(賃上げの)方向性を打ち出し、春闘などを通してこうした結果に結び付いている」と強調した。
さらに、今年の夏や冬の賞与についても上昇傾向が見られ、国民の消費行動に反映されつつある点に関しては、「デフレ脱却へ向けての一歩を記している」と評価した。今後については、「いっそう効果的な成長戦略を打ち出して実行に移すことで、自律的な賃金(上昇)がデフレ脱却への流れを反映する形で行われることを期待したい」と語った。
その上で、政府が今月策定する経済財政運営の基本方針「骨太の方針」や、来年度予算案の概算要求に向けては、公明党が先月末に成長戦略として女性や若者が活躍できる社会の構築や、魅力ある地方都市づくりなどを提案したことを踏まえ、「政府と与党の一体のものとして仕上げたい。結束して取り組みたい」と訴えた。