e結党50年の夏季研修会
- 2014.07.28
- 情勢/解説
公明新聞:2014年7月26日(土)付
議員力磨き新時代開こう
地域発展へ女性、青年運動の強化を
今年も公明党伝統の夏季議員研修会が始まった。13日の秋田県本部を皮切りに、8月末にかけて全国各地で活発に開催される。
毎年の研修会は、立党精神や公明党議員のあるべき姿を再確認するとともに、その時々の政策課題の研さんや議員同士の意見交換、情報共有の場となってきた。今年は結党50年を迎える直前の研修会となる。公明党は何のために生まれてきたのか。全議員が党の存在意義をあらためて胸に刻み、新たな50年へのスタートを切っていきたい。
この数週間、地方議員の不祥事が続発している。「セクハラやじ」や政務活動費の不明朗な支出問題、危険ドラッグ所持による逮捕など、目を覆うばかりの状況だ。
ただでさえ、近年は政党の離合集散が相次ぎ、政党や政治家に対する国民の視線は厳しい。その上に、これほどの不祥事が続くと、政治不信は一段と高まる。払拭するには、政治家自身が国民の期待に応える言動で、政治を前に進めていく以外にない。
公明党が、その先頭に立っていきたい。どこまでも現場に入り、住民の声に耳を傾けていく姿勢が肝要だ。研修会で一人一人が大衆直結の使命を自覚し、地域社会に尽くし抜く闘いを誓い合いたい。
研修会は、各地域が直面する課題について議論する格好の機会である。今年は、地域包括ケアシステムの構築に加え、約半数の自治体が将来、消滅する恐れがあるとの衝撃的な試算が注目された人口減少問題への対応が大きなテーマになる。有効な対策は何か、先駆的な取り組みを共有し、真剣に知恵を絞らなければならない。
研修会に外部識者を招いて意見交換する地域もある。単発の企画で終わらせては、もったいない。定期的に開催するなど、継続して研さんの場を持ってはどうか。日常的な取り組みを続ける中にこそ、解決の糸口はある。
研修会では党活動の強化も討議したい。
結党50年に向けた4本柱の運動には「女性、青年運動の充実」がある。各都道府県本部の女性局、青年局が新たな運動を展開し、党勢拡大の突破口を開いてほしい。人口減少問題は、女性や若者の転出に、どう歯止めをかけるかが焦点になる。女性局や青年局が積極的に地域の声を拾い上げ、政策立案に生かしてもらいたい。
研修会で培った議員力を存分に発揮し、公明党が"要"となって地域発展や課題解決をリードしていこう。