e新時代に応える公明党に
- 2014.08.19
- 情勢/社会
公明新聞:2014年8月19日(火)付
徹して現場に飛び込もう
地域の課題解決へ ネットワークを強化
東京・山梨の合同夏季研で山口代表
公明党の山口那津男代表は18日、都内で開かれた党東京都本部(高木陽介代表=衆院議員)と山梨県本部(安本美紀代表=県議)の合同夏季議員研修会に出席し、11月に結党50年を迎える意義を語り、「これがゴールではない。これから公明党が新しい時代にどう対応していくか。これこそが今求められているところだ」と強調した。
さらに、「大衆とともに」の立党精神に触れ、「一対一の対話や、生活の現場に接することからしか(具体的には)生まれてこない」と述べ、各議員が市民相談に徹していく重要性を指摘。「日本の政治の中で、そうした実践を絶えず続けている存在は公明党しかない。国民が何に困り、悩んでいるかをつかみ、解決に力を合わせて取り組む存在である限り、公明党に行き詰まりはない」と訴え、一人一人の議員力アップの必要性を力説した。
また、公明新聞について「与党としてバランスをとりながら、政治のプレーヤーの側から情報を発する日刊のメディアは公明新聞しかない」と強調。一般紙では報じられない党の政策や取り組みの本質を伝える機関紙の役割の重要性に言及し、一層の購読推進を呼び掛けた。
来年春の統一地方選への取り組みについては「結党50年を越えて最初に臨む大きな戦いだ。勝利に向けて結束していきたい。大事なことは、ネットワークの力をさらに強くすることだ。そこに女性や青年の力をどう組み込んでいくかがポイントになる」との考えを示した。
一方、太田昭宏全国代表者会議議長(国土交通相)は、公明議員のあり方について、庶民を守り、地域の柱となっていくことが重要と強調。地域包括ケアシステムの構築や空き家対策などの課題に対応するため「街づくりと一体的に考え、将来の街をどうしていくか。リーダーシップを発揮していくことが大切だ」と語った。高木都代表は、各議員の「議員力」に磨きを掛けていこうと呼び掛けた。
研修会では、東京都本部の近藤暢子・港区議、大久保盛久・稲城市議、山梨県本部の兵道顕司・甲府市議が活動報告を行った。
また、作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏が、「結党50年を迎える公明党の役割」と題して講演。佐藤氏は、「公明党は現実的に平和をつくり出し、民衆とともに進むことができる唯一の政党だ。今のままで進み、常に新しい価値を創造していく政治を続けてほしい」と期待を寄せた。