e合意形成に経験と知恵

  • 2014.08.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年8月27日(水)付



札幌市で山口代表
「公明党の役割」で講演



公明党の山口那津男代表は26日、札幌市で開かれた北海道政経懇話会(代表幹事=村田正敏北海道新聞社長)の8月例会で、「結党50年と公明党の役割」と題して講演し、公明党が「大衆とともに」の立党精神を原点に議員、党員のネットワークで政策を推進してきたことを語り、「このような公明党の機能は、政治の中で極めて貴重な役割を果たしてきた」と力説した。

この中で山口代表は、1993年以降の連立政権の時代で、自民党と公明党による政権が最も長く続いていることに触れ、「(両党が)幅広い国民のニーズを受け止めた上で、(政権運営に)長い経験を持つことは、互いに違いがあっても合意に結び付ける経験と知恵を持っているということだ」と強調した。

消費増税に伴う軽減税率導入をめぐる与党の議論では、「仮に首相が10%引き上げを決断する時、(軽減税率制度の)中身がはっきりせず、それが判断をにぶらせることがあってはならない。与党は首相の総合的判断ができる環境を整えていくべきだ」と述べた。

一方、安全保障法制整備に関する閣議決定については、平和主義の堅持など公明党が重要な役割を果たしたとして、「一部報道では、集団的自衛権の行使容認というタイトルが踊る場面もあるが、冷静に解きほどいて見れば、これまでの政府の憲法解釈の延長にあり、いささかも枠をはみ出していない」と強調した。

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