eデング熱の対策強化を

  • 2014.09.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年9月20日(土)付



都の検討会議設置受け
都議会公明党が要望



東京都議会公明党(中島義雄幹事長)は19日、都議会内で舛添要一知事に宛てたデング熱の対策強化に関する要望を行った。

席上、中島幹事長らは、デング熱を含む蚊を媒介とした感染症を防ぐために、都が蚊の生態に詳しい専門家などを集めて同日設置し初会合を開いた対策会議に触れ、2020年東京五輪・パラリンピック大会を見据え、国と連携して感染症対策に全力を挙げるべきと主張。

その上で、(1)蚊の駆除方法や発生防止についての対応方針の提示(2)サーベイランス(調査監視)の強化やウイルス検査体制の充実(3)デング熱の正確な知識の啓発―を求めた。

応対した梶原洋福祉保健局長は、「会議の中で対策の強化を検討していく」と答えた。要望には中島幹事長をはじめ、友利春久団長、長橋桂一政調会長、遠藤守副政調会長が同席した。

新宿御苑の蚊にウイルスが検出 環境省

環境省は19日、新宿御苑(東京都新宿区)で採集した蚊からデング熱のウイルスが検出されたと発表した。「蚊の駆除や周辺の状況を見守る必要がある」として、7日から実施している閉鎖措置を当面継続する。

同省によると、11、12両日に園内10カ所で蚊を採集。このうち南北2カ所の蚊からウイルスが検出されたという。すでに薬剤散布を行っているが、20日も駆除作業を続け、今後は週1回、蚊を採集して調査する。

デング熱をめぐっては、代々木公園(渋谷区)や新宿中央公園(新宿区)などで感染者が出ている。

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