e御嶽山が噴火 党長野、岐阜で 対策本部を設置

  • 2014.09.29
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年9月28日(日)付



政府、自衛隊を派遣し救助に全力
長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)で27日正午前に起きた噴火で、長野県は同日、登山者ら7人が意識不明になっていると発表した。重傷は32人で、他に負傷者が多数いるという。噴火は続いている可能性が高く、両県警は夜間の救助活動は危険と判断。28日早朝から山岳警備隊員ら計125人態勢で登頂し、救助を始める。

御嶽山の噴火に伴い、公明党の長野県本部(太田昌孝代表=県議)、岐阜県本部(岩花正樹代表=同)は27日、それぞれ県代表を本部長とする災害対策本部を設置した。

安倍晋三首相は27日午後、御嶽山の噴火災害に伴う救助活動のため、自衛隊の派遣を指示した。政府はこの後、首相と全閣僚が出席して首相官邸で対策会議を開き、警察、消防、自衛隊など関係機関が一体で救助に取り組む方針を確認した。

菅義偉官房長官は閣僚会議後に記者会見し、「登山者は順次、登山口まで到着しているが、まだ山頂付近にとどまっている人や負傷者がいるもようだ」と説明した。江渡聡徳防衛相は防衛省で記者団に、自衛隊の地上部隊やヘリコプターを現地に派遣したことを明らかにし、「噴火が激しく、地上から(の救出)になる。警察・消防と連携して救出に当たりたい」と述べた。

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