eコラム「北斗七星」

  • 2014.11.13
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年11月13日(木)付



松下幸之助氏のエピソードから一つ。1923年に考案した自転車用「砲弾型ランプ」が売れ始めた当初、松下氏は「お客さんの意見も聞いてみなければ」と、自ら社員と共に日暮れになると辻々に立つ◆往来する自転車の灯火をチェックして砲弾型ランプの数を記録し、乗っている人に使い勝手を聞き、会社に持ち帰って検討した。マーケティング(市場戦略)の原点と言われる(「松下幸之助歴史館」から)。著名な経営学者・ドラッカーも「真のマーケティングは、顧客から出発する」と指摘する◆政治の分野でも重要な視点だ。観念論ではなく、現実から出発し、実態を確かめて政策を立案する。「調査なくして発言なし」は、「大衆とともに」の立党精神を具体化する姿勢として、公明党が貫いてきた行動原理だ◆東日本大震災における対応でも、公明党宮城県本部は仮設住宅入居者の声を受け止めるアンケートを4回実施し、県に改善策を申し入れてきた。村井嘉浩知事からは「こうした活動を基に、私に要望書を届けてくれるのは、数ある政党の中でも公明党だけであり、本当に素晴らしい取り組みだ」との声が◆ジャーナリストの田原総一朗氏も「一般大衆に根差した公明党は、とても魅力のある政党」と。公明党は、立党精神を体現する闘いをさらに展開していく。(紀)

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