e女性の活躍経営に効果
- 2014.11.13
- 情勢/社会
公明新聞:2014年11月13日(木)付
企業にデータの提示を
衆院内閣委で濱村氏
衆院内閣委員会は12日、女性の活躍推進法案に関する審議を行い、公明党の濱村進氏が「女性が働きやすい環境をつくることは、企業の競争力に直結している」として、経営者に対する支援の強化を訴えた。
濱村氏は、独立行政法人・経済産業研究所で行われた調査に言及し、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)に取り組む企業は、(収益性や競争力を測る)粗利益率で優位に立っている」と指摘。また「子育て中の女性でも働きやすい環境づくりに取り組んだ企業では、生産性の大きな上昇が見られる」との研究結果も紹介した。
その上で濱村氏は、法案では、企業に女性の登用に向けた行動計画の策定を求めていることを踏まえ、「こうした『女性の活躍が経営に役立つ』ことを示すデータを厚生労働省が提示し、経営者が積極的に行動計画を策定できるようにするべきだ」と提案した。
厚労省の安藤よし子雇用均等・児童家庭局長は「法案が成立した際は、施行に向けて、指摘のようなデータを含めてしっかりと周知啓発していく」と答えた。