eコラム「北斗七星」

  • 2014.11.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年11月17日(月)付



50年前の1964年のきょう11月17日、「大衆福祉」の旗を掲げて公明党は誕生した。政治の谷間に沈んだ庶民の苦しみに希望の光を当てる闘いは、前身である公明政治連盟の時代から取り組み、今も変わらぬ公明党の真骨頂だ◆家が貧しいために教科書が買えずに涙する子どもの悲しみを受け止め、国会で義務教育の教科書無償配布を主張。他党から「福祉なんて政治ではない」などと揶揄される当時の政治状況下で、公明党は結党から5年後、ついに義務教育全期間での無償化を実現した◆地方から始まった制度を72年に国の制度として創設させた児童手当、すでに1500万件を超えた白内障手術への保険適用、乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポンなど、公明党が生活現場の願いをキャッチして実現し、その後も財源を手当てしつつ、制度を守り拡充してきた福祉政策は枚挙にいとまがない◆評論家・東京家政大学名誉教授の樋口恵子さんは、そんな公明党を「一人も置き去りにしない社会福祉に取り組み、国の政策を底から支えてきた」と◆日本は今、少子高齢化、人口減少という難題に直面している。その中にあって公明党は、次の50年を見据え、地域住民の互助ネットワークを基盤にした「地域創造型福祉」による支え合いの共生社会構築へ全力を尽くしたい。(翼)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ