e日中与党交流再開へ
- 2014.11.19
- 情勢/国際
公明新聞:2014年11月19日(水)付
早期訪中で関係改善
山口代表が中連部と懇談
公明党の山口那津男代表は18日、衆院第1議員会館で中国共産党中央対外連絡部(中連部)アジア二局の趙世通副局長らの表敬を受け、懇談した。井上義久幹事長、西田実仁参院幹事長、遠山清彦国際局長(衆院議員)、伊佐進一国際局次長(同)が同席した。
趙副局長は席上、アジア太平洋経済協力会議(APEC)で実現した日中首脳会談に言及し、大切なのは「いかに双方が達成した共通認識を確実に守って次のステップを踏むか」だと指摘。さらに、政党間交流の重要性に触れ、「途絶えることなく進めていけるよう頑張りたい。公明党の協力をお願いしたい」と述べた。
山口代表は、2009年を最後に途絶えている自民、公明両党と中国共産党による「日中与党交流協議会」について、「今の連立政権のもとで再開しようと待ち望んでいた。なるべく早く中国を訪問させていただきたい」と語った。加えて、日中首脳会談が「大きな一歩」とした上で、「この機会を逃さず、さまざまなレベルで関係改善への動きを重ね、広げて、前へ進めていくことが両国にとって重要」と訴えた。
趙副局長は「公明党が中日関係改善へ尽力したことを高く評価したい。代表の訪中を期待している」と語り、与党交流協議会については「双方の都合の良いときに再開したい」と述べた。