eコラム「北斗七星」

  • 2014.11.20
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年11月20日(木)付



首相が衆院を21日に解散すると表明したことで各党は臨戦態勢に突入した。公明党にとっては結党50年の佳節での戦い。超短期決戦だが、「断じて勝つ」との強い決意で、紙面づくりに取り組んでまいります◆『深代惇郎の天声人語』(朝日新聞社)をめくっていたら、『誠実さ』という一文が目についた。冒頭に「テレビで国会論議を聴きながら、日本の政治に欠けているのは人間味ではないかと痛感した」というくだりがあったからだ◆一文は続けて、政治の底に民衆に対する「誠実さ」があるべきではないかと指摘し、リンカーンの次の言葉を引いていた。「すべての人をしばらくの間、あるいは少数の人を常に愚弄できても、すべての人を常に愚弄することはできない」◆この文章が掲載されたのは昭和48年(1973年)の12月5日。公明党が誕生してからわずか9年後のことだ。それから41年。公明党は結党50年を迎えた。民衆に対する「誠実さ」があったからこそ刻むことができた年輪である◆その「誠実さ」を貫いた公明党は、不変の立党精神である「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」の指針のもと大衆福祉の実現をめざす活発な活動を展開し、福祉を政治の表舞台に押し上げてきた◆その基盤をより強固にする今回の戦いだ。(六)

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