eコラム「北斗七星」

  • 2014.12.05
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月5日(金)付



日本経済再生と家計の行方を決める大切な衆院選。いよいよ舌戦も熱を帯びてきた。街頭演説を目にして、近く発売の公明グラフ冬季号、山口那津男代表との対談の取材の際、佐々木信夫・中央大学教授が語った言葉が浮かぶ◆「公明党以外で、国会議員と地方議員は選挙の互助組織としてはつながっていますが、政策でつながるのは意外とない」と指摘。しかし、人々が生活している現場にこそ政治的課題はある。国の視点だけでものを見て政治・行政に携わる限界がそこにあるのだと◆その限界を打ち破るのは、「現場から問題を拾い上げ、地方議会から国政レベルまで政策としてつないでいく」作業であり、「この回路を一つのモデルとして作り上げたのが公明党」だという。そこに「公明党の50年間の努力の結晶」と「公明党の強み」がある、と◆山口代表は、1993年の細川政権参加を皮切りとした与党経験を通して、地方議員と国会議員の連携による「政策実現のサイクル」が生まれた、と述べる。庶民の暮らしを一歩でも前に進めようと、支持者とともに努力してきた公明党の歩みがそこにある◆14日の投票日まで、あとわずか。しかし、有権者の多くはいまだに迷っている。その行方を決めるのは、真摯で自信にあふれた、一対一の語りかけでしかない。(繁)

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