e最後まで"攻め"の拡大を
- 2014.12.05
- 情勢/社会
公明新聞:2014年12月5日(金)付
一喜一憂せず公明の政策訴え抜こう
マスコミ各紙が序盤情勢
マスコミ各紙は4日付朝刊で、14日投票の第47回衆院選について電話世論調査の結果などを踏まえ、選挙戦序盤の情勢を掲載した。各紙は、自民党が「300議席をうかがう勢い」(日経)など、公明党を合わせた連立与党の優勢で一致。一方、野党側は、民主党が公示前から上積みするものの伸び悩み、共産党は公示前から「倍増をうかがっている」(読売)などの見通しが示された。
公明党は「小選挙区、比例区とも堅調」(朝日)などと伝えられている。ただ、いずれの世論調査も、投票先をまだ決めていないという人が多く、共同通信の電話調査では、選挙区で53.5%、比例区で45.5%に上る。終盤に向け情勢が変動する可能性は高い。
こうした情勢報道に関して、公明党の山口那津男代表は4日、東京都稲城市で記者団に、「まだ序盤戦。先は長いので、いつ情勢が変化するか分からない。それぞれの陣営に緩みや油断が出れば、たちまち形勢は逆転する」と指摘。さらに、「気を引き締め、国民に公明党の訴えを浸透させていくことが大事だ。与党として油断なく、(自民党と)力を合わせていくことが大切だ」と強調した。
マスコミの情勢報道に一喜一憂は禁物、というのは選挙戦の鉄則。
例えば2009年衆院選では、比例東海ブロックで「公明は今回も3議席を確保しそう」(09年8月22日付「毎日」)とされたが、結果は2議席。反対に、12年衆院選の比例北関東ブロックで、公明は「目標の3議席目には届きそうにない」(12年12月7日付「毎日」)と報じられたが、執念の拡大戦に徹した結果、見事に3議席を獲得した。
情勢報道は、実際の選挙結果と必ずしも一致しない。14日の投票日まで"攻めに攻め抜く"戦いに徹し、1票また1票と積み上げ、勝ち抜きたい。