e賃上げで回復の実感を

  • 2014.12.10
  • エンターテイメント/メディア

公明新聞:2014年12月10日(水)付



生活者支援、円安対策も

BS番組で山口代表


公明党の山口那津男代表は8日夜、都内で行われたBS日テレの報道番組「深層NEWS」の収録で、経済対策などについて見解を述べた。


山口代表は、景気回復の実感が国民に十分に届いていないとの指摘に対し、物価上昇に賃金が追い付くよう、消費税率10%への引き上げを延期し、その間に賃上げを着実に進めるのが連立政権の方針と強調。


来年の賃上げについて、「政労使会議」で経済界から積極的な意見が表明されていることなどを踏まえ、「(ベースアップをめざす労働者側と)両者が同じ方向を向いているから、結果が出るように(政労使会議を)進めていく。それで(賃金が)物価に追い付いて、追い越すようにすることがアベノミクスだ」と力説した。


また、「賃金を得て生活をしている人ばかりではない。その他の生活者にきちっと目配せする対策が必要だ」と指摘。補正予算を組んで緊急経済対策を迅速に実行する重要性に触れ、その財源については、2013年度の決算剰余金などを活用すべきと述べた。


一方、円安による輸入原材料費などの高騰で苦しむ中小企業の支援について、元請け企業がコストの増加分を適正に負担する必要性を指摘するとともに、「金融支援で資金繰りが円滑にできるようにして、円安の局面を乗り越えられる対応策も重要だ」と強調した。


同番組は、BS日テレできょうの午後10時から放送される。

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