eコラム「北斗七星」

  • 2014.12.19
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月19日(金)付



今年のスポーツ界も、記録への挑戦が感動を呼んだ。大相撲では大鵬と並んで史上最多タイとなる32回の優勝を果たした白鵬。「角界の父」と仰ぐ大鵬からは「新弟子のころの稽古を忘れるな。全力士の見本になれ」との教えが◆男子テニスで世界ランキングを5位にまで上げた錦織圭も、コーチのチャン氏から「体力強化に近道はない」として、反復練習を厳しく課されたことは有名だ。いずれも、常に原点を忘れず、基本に徹することが力をつける王道であることを痛感させられる◆「大衆とともに」を立党精神に掲げる公明党の議員活動の基本は、公明政治連盟(公明党の前身)の時代から続けてきた市民相談。「生活と政治を結ぶ直接ルート」として、政治を国民の身近なものとする公明党ならではの取り組みだ◆議員が膝詰めで一人一人の住民の生活上の悩み、政治に対する意見・要望などを聞き、政策に練り上げて政治を動かしてきた。市民相談は"庶民を守る要塞"であり、その数は約4250万件に。作家で元東京都副知事の青山佾氏は「全国の自治体議員が地域に密着して活動し、そこから政策が出てくるのが公明党の強みだ」と◆来年は公明系議員が地方議会に初進出してから60年。全議員が住民に寄り添って課題を解決する"現場力"に一層の磨きをかけたい。(紀)

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