eBRTに水素活用
- 2014.12.19
- 情勢/テクノロジー
公明新聞:2014年12月19日(金)付
教員の海外派遣報告会充実を
都議会で吉倉、大松議員
18日に開かれた東京都議会本会議で、公明党の吉倉正美、大松成の両議員が一般質問に立った。
吉倉議員は、2020年東京五輪・パラリンピックに関し、都が進めているバス高速輸送システム(BRT)について言及。整備に向けては「水素を動力源とする燃料電池車の導入や、衝突を未然に防ぐ自動停止装置などの先端技術を積極的に導入すべきだ」と提案した。
舛添要一知事は、五輪を契機に水素社会の実現をめざすとして、「大会後も燃料電池を備えたBRT(車両)を走らせるなど、水素エネルギーの利活用を推進したい」と強調。「BRTにも(燃料電池車の)技術をぜひ、採用したい」と答えた。また吉倉議員は、都の外国語版ホームページについて、「情報量が多過ぎて読みにくい」などの訪日外国人の声を紹介し、「抜本的に見直すべきだ」と提案。小林清生活文化局長は「近日中に全面刷新したい」と述べた。
続いて大松議員は、教員の国際交流促進などに向け、都教育委員会が行っている海外派遣研修報告会のさらなる充実を求めたほか、都立高校における国際姉妹校の交流促進を強調。比留間英人教育長は、報告会の充実に加え、都内各地で教員研修を展開し、指導力向上に努めると述べた。
このほか大松議員は、日本の魅力の一つであるアニメ産業を振興するため、アニメ製作を担う人材の育成を積極的に支援すべきと提案。舛添知事は「人材の育成を通じて、アニメ産業の振興を図る」と回答した。