e「埋蔵」ビール券 使って
- 2014.12.22
- 情勢/経済
公明新聞:2014年12月21日(日)付
推計で679億円
05年以降は有効期限も
使われないまま家庭内で保有されているビール券が、1世帯当たり平均約15枚あることが全国酒販協同組合連合会(東京)の調査で分かった。4世帯に1軒でストックされており、「埋蔵」状態の総額は推計約679億円。担当者は「2005年以降に発行された券には有効期限があり、早めに使ってほしい」と呼び掛けている。
調査は今年11月、インターネットで30~50代の主婦1000人を対象に実施した。その結果、回答者の25.1%が家庭内に未使用のビール券があるとした。1世帯の平均枚数は、瓶ビールに交換できる券が8.2枚(現行希望小売価格換算で6429円)、缶ビール券が7.5枚(同4043円)。試算の結果、未使用券の総額は、瓶用が約417億円、缶用が約262億円に上った。
使わない券がある理由は「つい現金で買ってしまう・忘れてしまう」が最も多かった。ビール取扱店ならどこでも使えることを大半の人が認識している一方で、コンビニでも使えることを知らない人が57.2%いた。