e衆院選で公明 現行制度最多35議席
- 2014.12.22
- 政治/国会
公明新聞:2014年12月21日(日)付
9小選挙区完勝、比例区で4増
14日に投開票された第47回衆院選で、公明党は、公認候補を擁立した9小選挙区で完全勝利し、比例区では全国11ブロックで4増の26人が当選。現行の小選挙区比例代表並立制で最多となる35議席を獲得し、「結党50年」から「次の50年」への緒戦を大勝利で飾った。
小選挙区で公明党は、最後まで当落線上での争いとなった北海道10区で民主新に競り勝ったほか、東京12区、神奈川6区、大阪3区、同5区、同6区、同16区、兵庫2区、同8区でも激戦を突破した。
比例区では、東北、九州・沖縄両ブロックで悲願の1議席増を達成し、南関東、東海両ブロックで、2005年衆院選以来となる3議席目を奪還。北関東、中国両ブロックでは大激戦の中、前回選で獲得した議席を死守した。
比例区の獲得議席の内訳は、北海道1、東北2、北関東3、南関東3、東京都2、北陸信越1、東海3、近畿4、中国2、四国1、九州・沖縄4。東北で真山祐一、南関東で角田秀穂、東海で中川康洋、九州・沖縄で吉田宣弘の新人4氏が初当選を果たした。
全国11ブロックの総得票数は731万票。戦後最低の投票率(52.65%)にもかかわらず、前回の711万票を20万票上回った。九州・沖縄ブロックと、中国ブロックの山口、岡山両県では、自民党に次ぐ第2党となった。近畿ブロックでも民主党を上回った。
自民、公明の与党両党の獲得議席は326議席に達し、安定した政権運営を可能とする絶対安定多数(266議席)を確保。有権者が連立政権に信任を示す結果となった。
一方、野党第1党の民主党は伸び悩み、73議席と2桁台にとどまった。維新の党は横ばいの41議席。共産党は21議席だった。次世代の党は、解散時の19議席から2議席に大きく減らした。