e「人」が中心の地方創生に

  • 2014.12.25
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月25日(木)付



党推進本部 ビジョン、戦略めぐり議論



公明党の活気ある温かな地域づくり推進本部(桝屋敬悟本部長=衆院議員)は24日、衆院第1議員会館で会合を開き、政府が年内の閣議決定を予定する地方創生の「長期ビジョン」と「総合戦略」の両案について、石破茂地方創生担当相らから説明を受け、議論した。公明党から井上義久幹事長らが出席した。


長期ビジョンは、2060年に1億人程度の人口を維持するため、人口減少対策などの方針を定めたもの。また、総合戦略では、15~19年度における雇用創出や子育て支援などの目標と施策が示されている。


このうち、子育て支援で石破担当相は、「個人の結婚・出産への介入となる」として、出生率の目標値は掲げないと説明。その上で「国民の間には、1.8人くらい子どもが欲しいという『国民希望出生率』がある」と指摘し、結婚・出産に関する希望の実現に取り組む考えを示した。


井上幹事長は「地方創生は『人』が中心でなければならない。そこに住んでいる人が、結婚や子育て、仕事などで人生設計を描き、自己実現できる仕組みが必要だ」と強調し、さらに議論を進めていくと述べた。

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