e両院議員総会での党幹部あいさつ(要旨)

  • 2014.12.25
  • 政治/国会

公明新聞:2014年12月25日(木)付



統一地方選勝利へ結束


ネットワークの力 地方議会あればこそ 山口代表


第188特別国会が開会した。先の衆院選は、わが党が結党50年の節目を迎え、最初の戦いだったが、現行制度で過去最高の35議席を獲得することができた。9小選挙区を完勝し、比例東北ブロックで"悲願の2議席"を達成。南関東、東海ブロックは3議席奪還を果たし、九州・沖縄ブロックも4議席に到達した。党員、支持者の皆さまのご支援に深く感謝申し上げます。


選挙戦で主張した課題について、誠実に謙虚に政策実現に努めることが重要だ。与党としてアベノミクスを進め、景気回復の実感を国民に持っていただく。緊急経済対策も必要であり、補正予算などに(公明党の主張を)反映できるよう、早速、仕事に取り掛かりたい。


安全保障の法整備については、7月1日の閣議決定と同14、15両日の衆参予算委員会での首相と内閣法制局長官の答弁に基づいて、それを的確に反映した法整備を進めていく。さらに、昨年の参院選は違憲状態との最高裁判決があった。(2010年の参院選を含め)参院は丸ごと違憲状態とされた。抜本的な制度改正を行い、次の選挙に臨まなければならない。


今月15日に自公党首会談を開き、政権合意を結んだ。2年前の政権合意を尊重し、今回の選挙で政権公約に掲げたことも盛り込んだ重要8項目からなっている。前文には「結果に決しておごることなく」とあえて書き込んだ。政権運営には謙虚に丁寧に対応しなければならない。


今後は間髪入れずに仕事をし、国民の期待に応える。心配を減らし、なくしていくという仕事ぶりを国民に示していかなければならない。切れ目なく政策を実行していく。これがわれわれに課せられた期待であり、責務だ。


明年は統一地方選がある。公明党の「大衆とともに」の立党精神、ネットワークの力が生かされるのは、地方議会があってのことだ。国政と連動させ、ネットワークの力、チーム力を高め、盤石にしていくための統一選だ。「次の50年」に向け"公明党ここにあり"との姿を見せていきたい。



党一丸で復興を加速


井上幹事長


衆院選で35議席を獲得できた。公明党を50年間支えていただいた皆さまに感謝するとともに、それに応える大変重い責任を負ったことを同時に自覚しなければいけない。


選挙戦を通じて感じたことが二つある。一つは公明党に対する期待が非常に高まっていること。この50年、生活者の声をしっかり受け止め政策を実現してきた。こうした政治姿勢で、その役割を果たすことができる期待感が表れたと思う。


もう一点は政党のあり方があらためて問われたこと。多様な民意を受け止め、政策に反映し、合意形成するという本来の政党の役割が問われ、公明党の大きな支持につながったと確信した。公明党が積み上げてきたものに誇りを持ち、時代の要請でもあると自覚して、次の闘いに臨まなければならない。


明年はいよいよ統一地方選挙。党の揺るぎない基盤をつくる第一歩にしなければいけない。勝利に向け、結束してスタートしたい。


今回、東北で初めて2議席を獲得した。東日本大震災からの復興には、公明党が一番被災者に寄り添い闘ってきた自負がある。公明党に頑張ってもらいたいとの思いが通じ、2議席につながったと確信する。


来年は集中復興期間の5年目に当たる。今なお24万人近い方が仮設住宅などで避難生活をされている。被災地の生活再建、住宅再建を一層加速させなければいけない。引き続き、党全体で支援したい。


来年1月末予定の通常国会からが本格的な闘いだ。与党として、その前の税制改正、予算編成が主戦場だ。国民に応える闘いを開始したい。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ