e切れ目なく政策を実行

  • 2014.12.25
  • 政治/国会

公明新聞:2014年12月25日(木)付



特別国会召集 公明が両院議員総会

山口代表ら強調



衆院選を受けた第188特別国会が24日、召集された。会期は26日までの3日間。公明党は24日昼、国会内で衆参両院議員総会を開き、山口那津男代表、井上義久幹事長は、緊急経済対策と税制改正大綱の年内取りまとめに全力を挙げる考えを示し、「切れ目なく政策を実行していく。これは政権に課せられた期待であり、責務だ」と強調。明年春の統一地方選の勝利に向け、「次の50年へ、党の揺るぎない基盤をつくる戦いだ。結束してスタートしよう」と呼び掛けた。魚住裕一郎参院会長、石井啓一政務調査会長、大口善徳国会対策委員長があいさつした。


党幹部あいさつ要旨



景気回復の実感届ける


国民の期待に応え 経済対策、税制に全力


山口代表は冒頭、衆院選で現行制度最多の35議席を獲得したことについて、「党員、支持者、国民の皆さまのご支援のたまものだ」と述べ、深く謝意を表明。その上で「誠実に謙虚に政策実現に努めることが重要だ」と語り、与党として、景気回復の実感を国民に届けるためにも緊急経済対策をまとめ、「補正予算などに的確に反映できるよう、早速、仕事に取り掛かろう」と訴えた。


さらに、自民、公明両党の連立政権合意の前文に、与党が多数の議席を獲得したことに対して「決しておごることなく」と明記したことに言及し、「民意のありどころをよく見極め、政権運営には謙虚に丁寧に対応しなければならない」と力説。


今後は「間髪入れずに仕事をする。国民の期待に応え、心配を減らし、なくしていくという仕事ぶりを示していかなければならない」と語った。


統一地方選に関しては、「『大衆とともに』の立党精神、ネットワークの力が生かされるのは、地方議会があってのことだ」と強調し、「『次の50年』に向け"公明党ここにあり"との姿を国民に見せていこう」と呼び掛けた。


一方、井上幹事長は、衆院選結果に関して、公明党の一貫した生活者目線に立った政治姿勢に対する期待感が表れたと指摘。同時に、政党のあり方や役割が問われ、離合集散が激しい中で多様な民意を受け止め、政策や政権運営に反映するなど、公明党の役割が支持につながったと強調し、「50年間、公明党が積み上げてきたものに誇りを持ち、時代の要請でもあると自覚して、次の闘いに臨まなければならない」と訴えた。


また、連立政権合意に盛り込まれた震災復興と防災・減災対策にも言及。来年度が復興集中期間の最終年度に当たることを踏まえ、「被災地の生活再建、住宅再建を一層加速させなければいけない。引き続き、党全体で支援したい」と力説した。


来年1月に予定される通常国会に向けては、「与党として、税制改正、予算編成が主戦場となるので、国民にしっかり応える闘いを開始したい」と述べた。

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