e山口代表 EU大使と意見交換
- 2015.01.26
- 情勢/国際
公明新聞：2015年1月24日（土）付
平和と安定へ連携強化
公明党の山口那津男代表は23日、衆院第2議員会館で、昨年12月に駐日欧州連合（EU）大使に就任したヴィオレル・イスティチョアイア＝ブドゥラ氏の表敬を受け、意見交換した。上田勇国際委員長（衆院議員）、岡本三成国際局次長（同）が同席した。
席上、山口代表は国際経験豊かな大使の就任を心から歓迎。今年が第2次世界大戦終結から70年の節目であることに触れ、「日本が唯一の被爆国だということを踏まえつつ、EUと連携して国際社会の平和と安定に寄与したい」と語った。
イスティチョアイア＝ブドゥラ大使は、日・EU間で交渉が進む経済連携協定（EPA）と戦略的パートナーシップ協定（SPA）について、「広範で包括的な関係に向けた枠組みを設定するもの」と強調。「EUと日本が成果を挙げ、友好を構築できると確信する」と締結に期待を寄せた。
一方で山口代表は、日本の諸改革の方向性に関する大使の質問に答え、「人口の減少傾向と少子高齢化が併せて進む中、社会構造の変化に対応可能なコミュニティーの再生が重要な課題」と指摘。対策の前提となる経済再生や社会保障改革を進める考えを示した。
