eコラム「北斗七星」

  • 2015.01.28
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年1月28日(水)付




4月の統一地方選に公明党から公認された、ある新人予定候補は、昨年、出馬の打診があった際に即答できなかったという。党員として地元議員の姿を間近に見てきただけに、その重責を自分が果たせるとは思えなかったようだ◆悩み続けた末、他県で地方議員になっていた妹に相談した。彼女は言った。「かつて私が立候補の要請を受けて悩んだとき、兄さんに相談しました。兄さんの答えは『地元に骨をうずめ、土となる決意と覚悟があるのなら、引き受けなさい』でした」◆その言葉が自分に返ってくるとは思わなかった。そして、あらためて自身に問い直し、腹を決めた―。公明党の候補者となる決意を固めるまでの経緯は、人それぞれだろう。しかし、「何のために」という1点で、共通しているのではないか◆公明党には「大衆とともに」との不動の原点がある。そして、そのネットワークの網の目の一つ一つには、「地域のために」「一人のために」との精神が脈打っている。この伝統を、新たな50年に継承しなければならない◆公明党の地方議員は、「地域の現場で民意を集約する要」(井上幹事長)である。一人一人が重要な役割を担っている。今回の統一選では、その党所属議員の半数以上が改選される。寒風を突き抜け、完勝の春を迎えたい。(幸)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ