e貧困と抑圧を根絶

  • 2015.02.03
  • 情勢/国際

公明新聞:2015年2月3日(火)付




山口代表 SWC副所長と意見交換



公明党の山口那津男代表は2日、衆院第2議員会館で、国際的なユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(SWC)のエイブラハム・クーパー副所長と意見交換した。党国際局次長の岡本三成衆院議員、平木大作参院議員が同席した。


山口代表は席上、SWCが進めてきた、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)に関する展示活動に触れ、「ホロコーストのような悲劇を繰り返してはいけない」と強調。生命尊厳を掲げる公明党の役割として、「日本が世界で唯一の被爆国であるとの深い自覚のもと、日本の政治と国際社会に関わっていく」と述べた。


クーパー副所長は、過激組織「イスラム国」を名乗るグループが日本人を殺害したとする映像を公開した事件に言及。日本政府が声明で示した、テロ根絶へ国際社会と連携するとの姿勢について、「正しい判断。テロに立ち向かうことは人類共通の価値だ」と語った。


これに対し山口代表は、民主国家が国際的に連帯しながらテロと対峙する重要性を強調し、「テロの温床となる貧困や抑圧から人々を解放するという、人間の安全保障に関する国際的な動きも必要」と訴えた。

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