e注目集める読み書きサービス
- 2015.02.12
- エンターテイメント/情報
公明新聞:2015年2月11日(水)付
県内初 代読・代筆の講習会を実施
伝達技術や守秘義務など学ぶ
茨城・古河市
茨城県古河市は1月21日、市内の「古河福祉の森会館」で、読み書きが困難な視覚障がい者や高齢者らに対して、代読・代筆による「読み書きサービス」を行う市民を養成しようと、「読み書き(代読・代筆)情報支援員養成基 礎講習会」を開いた。これは、特定非営利活動法人(NPO法人)「大活字文化普及協会」の協力を得て県内で初め て開催したもので、注目を集めている。推進役を務めた公明党の高橋ひであき、つるみ久美子の両市議(市議選予 定候補)は同講習会に参加し、講師の話に耳を傾けた。
この講習会は、視覚障がい者や高齢者らの日常生活や趣味、仕事などにおいて「読み書きサービス」を実施してい く人材を養成することが目的。同協会は、読み書きサービスの必要性が高まっていることから、これまでも、各地 でこうした講習会を開き、代読・代筆のノウハウを持ったボランティアを育成している。
茨城県古河市は1月21日、市内の「古河福祉の森会館」で、読み書きが困難な視覚障がい者や高齢者らに対して、代読・代筆による「読み書きサービス」を行う市民を養成しようと、「読み書き(代読・代筆)情報支援員養成基 礎講習会」を開いた。これは、特定非営利活動法人(NPO法人)「大活字文化普及協会」の協力を得て県内で初めて開催したもので、注目を集めている。推進役を務めた公明党の高橋ひであき、つるみ久美子の両市議(市議選予 定候補)は同講習会に参加し、講師の話に耳を傾けた。
この日の講習では、市役所の窓口職員や市民など約40人が受講。「どのように代読すれば利用者に伝わりやすいか 」などの技術のほか、読み書きサービスの必要性や守秘義務などについて学んだ。
講習を担当した山内薫さんは「代読といっても、単に読めばいいというものではない。しっかりと説明や指示をし ないと、伝えたことにはならない」と強調。「視覚障がい者で点字を読める人の割合は約12%と少ない。こうした 読み書きサービスは、視覚障がい者の社会参加に必要だ」と訴えた。
また、同協会の専門委員会の一つである「読書権保障協議会」の田中章治委員長は、「家族にも見せられない講習 会を受講する高橋、つるみ、の両市議預金通帳や手紙もある」とした上で、「利用者との信頼関係の構築が支援員の質につながる」と述べた。
質疑応答では、「代筆をして間違った場合、その対処方法は」など、多くの質問が出された。参加者の一人は「とても勉強になった。困っている人がいたら、声を掛けていきたい」と話していた。
公明が推進し実現
講習会を終えた、つるみ市議は、「良い機会になった。これからも情報支援員を養成する場を増やしていく取り組みをしていきたい」と語った。こうした取り組みについては、高橋市議が2013年の第2回定例会で、代読・代筆支援員講習会の開催を訴えていた。