e夜間・土日にブラック企業の無料相談

  • 2015.02.12
  • 生活/生活情報

公明新聞:2015年2月12日(木)付




開設4カ月で電話6101件

反響大きく 厚労省、回線増設へ


長時間残業に関する悩みなど、労働条件について労使が平日夜間や土日に相談できる厚生労働省委託事業の無料電話窓口「労働条件相談ほっとライン」(0120-811-610)に、昨年9月の開設から12月末までの4カ月間で6101件の相談が寄せられたことが、同省の集計で5日に分かった。反響を踏まえ、同省労働基準局監督課の担当者は「2015年度は電話回線数を増やすこととしている」と話している。


この窓口は、若者の使い捨てが疑われる、いわゆる"ブラック企業"などへの対策として始めた。日中忙しい労働者などが対象で、専門知識を持つ相談員が法令・裁判例の説明や、法テラスなど関係機関の紹介を行う。


担当者によると、相談は賃金不払い残業や休暇に関するものが多かった。労使のほかに家族や友人からの電話もあったという。



公明が推進



公明党はこれまで、政府にブラック企業に関する相談体制の充実強化を提言するなど、対策を積極的に推進してきた。


窓口の受付時間は、月、火、木、金曜日の午後5時から午後10時と土日の午前10時から午後5時。匿名の相談にも応じる。

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