e優先課題を丁寧に説明

  • 2015.02.13
  • 情勢/解説

公明新聞:2015年2月13日(金)付




山口代表



公明党の山口那津男代表は12日夕、国会内で記者団に対し、同日に行われた安倍晋三首相の施政方針演説について、大要、次のような見解を述べた。


一、首相の前向きな姿勢、政権運営に自らリーダーシップを取っていこうという意欲が伝わってくる演説だった。総選挙で安定多数をいただいたことを謙虚に受け止めながら、政権合意で明確に優先課題とした経済再生、被災地の復興加速、社会保障の充実、地方創生などを丁寧に述べていた。


一、農協改革など一定のコンセンサス(合意)ができたところは、それをしっかり反映していた。憲法改正については、行政権の長としての立場で、憲法順守の義務があるので慎重な姿勢が保たれている。(自民党総裁の立場と)使い分けをしながら、国会での議論が進んでいくことを望むという姿勢だと受け止めている。


一、これから協議が始まる安全保障法制については、落ち着いた抑制的な表現だった。昨年、与党で議論を重ね、最終的に政府・与党で閣議決定をつくった経過があるので、与党協議を首相としても尊重していると受け止めた。


協議を経て、基本的な法整備の方針をつくった上で、政府として法制化に臨むという意欲を示されたのだろう。

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