e小児救急電話相談 #8000が好評!
- 2015.03.05
- 生活/生活情報
公明新聞:2015年3月5日(木)付
ツイッターへの投稿きっかけに拡充
スタッフと回線増やし 年間4000件アップ
「公明の連携プレー」で理解者を拡大
大阪府
大阪府の小児救急電話相談(全国同一短縮番号#8000で居住地の都道府県の相談窓口に自動転送)が、住民によるツイッターへの投稿を受け止めた公明党の国会議員と地方議員の連携プレーで2013年9月に拡充されて以来、年間相談件数が約4000件増えるなど、大きな効果を発揮している。
大阪府の電話相談は現在、年中無休で午後8時から翌日の午前8時までの12時間受け付けている。相談は、小児科勤務の経験が豊富な看護師約60人がローテーションを組んで対応。応急処置の方法や病院に行った方がいいかどうかなどについて、子どもの症状に合わせたきめ細かなアドバイスをしている。
大阪府小児救急電話相談の福井聖子所長は、「少子化で育児の相談相手が身近にいない状況が広がる中で、若いお父さん、お母さんの不安の解消に役立っている」と語る。また、電話相談の大半が家庭での応急処置で解決していることで、救急車の要請減少や医療費の抑制にもつながっている(府保健医療室)。
しかし、午後8時から午後11時までの3時間に、1日(12時間)の電話件数の5割以上が集中しているため、相談員がひっきりなしに電話を受けても、利用者から「つながりにくい」との声が寄せられていた。
このため、2013年9月25日から電話回線を、それまでの2回線から3回線に増やす一方、午後8時から午後11時までの相談員数も2人から3人に増員し、相談体制の充実を図った。
その結果、この3時間における毎月の相談受付件数が、拡充前に比べ約150~600件程度増加。12年10月~13年9月の1年間のトータル件数が2万548件だったのに対し、拡充後の13年10月~14年9月の年間トータル件数は2万4586件となり、4000件以上もアップした。
拡充のきっかけは2年前の2月、石川博崇参院議員のツイッターに投稿された書き込みだった。
投稿したのは党員の小野浩志さん(37)と雅子さん(37)夫妻。当時、2歳と0歳だった2人の子どもが同時に胃腸炎になり、夜中に吐き気が止まらず、パニックに陥る中で、公明党の推進で実現したと聞いていた#8000に電話。ところが「30回以上もかけたが、つながらなかった」(雅子さん)という。このことをツイッターで小野さん夫妻が訴えたのだ。「返事は来ないだろう」と思っていた矢先、石川氏本人から電話が。「まさか直接電話があるなんて、本当にびっくりした」という。
石川氏はただちに府議会公明党に連絡を取り、藤村まさたか府議(府議選予定候補)が、13年3月8日の健康福祉委員会でこの問題を提起。「過半数の相談が集中する午後8時からの3時間の体制を充実させることが重要だ」と訴え、府側から13年度中の拡充を約束する答弁を得た。
「相談からわずか1カ月のスピーディーな対応。あらためて公明党のチーム力のすごさを実感した」と語る小野さん夫妻。今も友人、知人にこのエピソードを語りながら、理解者を拡大している。