e汚染水流出 再発防げ
- 2015.03.06
- 情勢/社会
公明新聞:2015年3月6日(金)付
高木副大臣らに
福島原発4町協議会
高木陽介経済産業副大臣(原子力災害現地対策本部長=公明党)は5日、宮沢洋一経産相と共に、経産省で福島県原子力発電所所在町協議会(4町)の松本幸英会長(楢葉町長)と会い、東京電力福島第1原発で、汚染された雨水が排水路から海に流出していた問題で、再発防止に関する要望を受けた。
要望では、汚染雨水の流出に加え、データの公表が行われなかったことについて、「汚染水対策などの原発の安全確保は復興の大前提であり、今回の事態は極めて遺憾だ」として、再発防止に向けた東電への指導を徹底するよう求めた。
宮沢経産相は「国が前面に立ってリスクを総点検する。高木副大臣と密に連携して取り組む」と述べた。
さらに、松本町長は、楢葉町の復興に向けた要望も行い、新たな産業を集積して雇用を確保する必要性に言及。町民に未来への希望と継続的な雇用をもたらす政策の推進などを要請した。
高木副大臣は、「経産省を挙げて情報を収集し、企業立地に全力を挙げている」と応じた。