eプレミアム付き商品券 消費喚起へ今夏めどに発行
- 2015.03.13
- 生活/生活情報
公明新聞:2015年3月13日(金)付
中学3年生までの子どもがいる家庭 割増率50%に
「20%」基準に、500円券も
大阪・八尾市
大阪府八尾市はこのほど、今夏をめどにプレミアム(割増)付き商品券を発行する方針を固めた。公明党が後押しし、国の2014年度補正予算で創設された「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用したもので、消費喚起を促す事業として期待されている。
市の計画によると、同商品券は1冊の販売価格が1万円で、1万2000円分(プレミアム率20%)の買い物が可能となる。さらに子育て支援策として、5月現在で、中学3年生までの子どもが1人でもいる家庭の計2万1000世帯は、同価格の商品券を8000円(同50%)で購入できるようにする予定だ。
500円券を用いることも検討されており、少額の商品にも利用できるようにする。7万1000冊の商品券を用意し、総額8億5200万円の消費拡大の効果を見込む。なお、発行枚数を超える購入希望がある場合、抽選を実施する。
プレミアム付き商品券の発行について、市議会公明党は2月10日、田中誠太市長に対して、同商品券の早期発行を求める要望書を提出。また、同24日の市議会本会議では、地域経済の活性化とともに、子育て世帯への支援の充実も強く要望していた。市産業政策課は、09年に10%のプレミアム付き商品券を発行し完売した経験から、「今回の商品券が、地域経済の活性化の起爆剤になると期待している」と語っている。