e首脳交流促進へ環境整備

  • 2015.03.18
  • 情勢/国際
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公明新聞:2015年3月18日(水)付




記者会見で山口代表 中韓との政治対話に期待



公明党の山口那津男代表は17日午前、国会内で記者会見し、中国、韓国との政治対話などが近く相次いで行われること【表参照】について、「一連の対話が重ねられ、日中および日中韓の対話、首脳レベルの交流が進んで、北東アジアの安定的な対話の基盤が整っていくことを期待し、大いに促進したい」と力説した。


この中で山口代表は、3年ぶりに開かれる日中韓外相会談について、「日中韓の首脳会談をめざすという方向で会談が進められると期待している」と強調。自民、公明両党幹事長の訪中には、「(日中の)首脳レベルの会談が実現するよう環境をつくっていく役割もある」と語った。


さらに、自公幹事長の訪中で、2009年の政権交代以降、途絶えていた自公両党と中国共産党による「日中与党交流協議会」の再開が確認されることの政治的な意義は大きいとして、「今後どういう交流が与党として具体的に進展できるか、その道を切り開いていきたい」と強調した。


また、4年ぶりに開催される日中両国の外務・防衛当局による「安保対話」で、不測の衝突事態を回避する「日中海空連絡メカニズム」の運用開始に向けた実務的な協議が行われることに言及。山口代表が13年1月の習近平・中国共産党総書記との会談でメカニズム構築の重要性を訴えていたことなどに触れ、「海上と航空でメカニズムが促進されることを期待している」と述べた。


一方、安全保障法制整備に関する与党協議で、公明党が自衛隊の海外派遣の原則として重視する「民主的統制の確保」について、「法律の目的や活動内容によって民主的統制の(あり方の)バリエーション(種類)がある。あるべき民主的統制を個別の法律にきちんと盛り込んでもらいたい」と述べた。

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