e日中関係の発展へ協力
- 2015.03.20
- 情勢/国際
公明新聞:2015年3月20日(金)付
山口代表 中国の劉外務次官補と懇談
公明党の山口那津男代表は19日、国会内で、日中安保対話に出席するために来日した中国外交部の劉建超外務次官補の表敬を受け、和やかに懇談した。公明党の北側一雄副代表、井上義久幹事長、赤羽一嘉国際委員長代理(衆院議員)、西田実仁広報委員長(参院議員)が同席した。
山口代表は、日中安保対話で話し合われた両国間の偶発的な衝突を回避する「海空連絡メカニズム」に言及。「2013年1月の訪中でも習近平中国共産党総書記(現国家主席)にメカニズムの構築を望んでいることを伝えた」と述べた。
一方、山口代表は、公明党が昨年、結党50年を迎えたことを紹介。その上で「公明党は結党以来、中国との友好的な対話を続けてきた。今後もその姿勢は変わらない」と強調した。
劉氏は、「公明党は中日友好に長年尽力してくれており、習国家主席と山口代表の会見もその信頼の表れ。両国関係のさらなる発展へ協力したい」と語った。海空連絡メカニズムについては「両国関係の醸成につながる」と指摘した。
このほか、山口代表と劉氏は、さまざまなチャンネルを生かして日中間の交流のパイプを太くする必要性を確認。劉氏から、両国の青年による交流の拡大が提案された。
日本の安全保障法制整備をめぐっては、日本の平和国家としての歩みは今後も堅持されることを近隣国に理解してもらう努力が重要との認識で一致した。