eコラム「北斗七星」
- 2015.04.06
- 情勢/社会
公明新聞:2015年4月4日(土)付
2日が創刊53周年だった公明新聞は、「負けない心で前へ!」という1面の見出し(1月1日付)で今年をスタートした。内容は、「史上最強の大関」元琴風の尾車親方と山口代表との対談。回し姿で勢揃いした尾車部屋の力士らが写真で紙面を飾ってくださった◆その力士らの姿に親しみを覚え、以前よりも興味を持って大相撲のテレビ中継などを見るようになった。かつての不祥事による不人気を乗り越え、先の春場所では15日間連続で満員御礼の賑わいだったという◆同場所中、30歳となった横綱・白鵬は、「過去の名横綱にとって30歳は鬼門となった。大鵬と貴乃花は30歳、北の湖は31歳で引退した」(日経新聞)といわれる節目を、6場所連続34回目の優勝で飾り、自身の優勝記録を更新してしまった◆並外れた強さの秘訣は何か。トレーナーの内藤堅志さんは「白鵬のメンタルは決して強くはありません。でも、結果を見れば、ここぞというときに『ふんばる力』を持っていました」と指摘する(『白鵬のメンタル』講談社)◆さて、きのう告示された統一地方選前半戦は、この土日が本番最初の土日となる。前回同選挙の調査では、告示から投票日前日までに2人に1人が投票先を決めていた。短期決戦。「ふんばる力」で勝利へ向け決定打を放っていきたい。(六)