eコラム「北斗七星」
- 2015.04.14
- 情勢/社会
公明新聞:2015年4月14日(火)付
近くにあって、何かと便利なコンビニエンスストア。高齢社会を反映し、電話や対面で注文を受けて商品を届けたり、店鋪にケアマネジャーなどが常駐し、年中無休で介護相談に応じるサービスも出てきた◆淘汰が激しいこの業界。顧客ニーズに応える戦略を、いかに素早く、かつ的確に提供できるかが大切になる。政治に置き換えれば、現場の息づかいを受け止め、敏感に政策に反映させる地方議員の存在が欠かせない◆東北大の河村和徳准教授は、地方議員をコンビニに見立て、「公明党の強みは(本部と直接連携を取りやすい)直営店」と指摘。仕事が早いわけは、国と地方との強力な議員ネットワークがあるからだ◆大激戦を勝ち抜いた12日投開票の道府県・政令市議選の統一地方選前半戦に引き続き、26日は東京特別区を含む一般市町村議選の投票日。次は、最も身近な地域の代表を決める選挙になる◆「本来政治を職業としない、また政治を目的としない人間の政治活動によってこそデモクラシーはつねに生き生きとした生命を与えられる」(「現代政治の思想と行動」丸山真男著)。わが町のために無償の汗を流す代表を私たちの手で送り出す。その決め手が有権者の一票。この見極めが全てを決する。誠実な対話に徹し、後半戦も連続勝利をもぎ取っていきたい。(広)