e廃炉へリスク除去急げ
- 2015.04.30
- 情勢/社会
公明新聞:2015年4月29日(水)付
高木副大臣 東電の総点検報告で
高木陽介経済産業副大臣(公明党)は28日、経産省で東京電力「福島第一廃炉推進カンパニー」の増田尚宏最高責任者と会い、廃炉作業に伴うリスクの総点検について報告を受けた。
高木副大臣は2月、東電福島第1原発から汚染水が港湾外に流出していた問題を受け、東電にリスクの総点検を指示していた。
席上、増田氏は、リスク源の洗い出しなどで190項目を対象に抽出し、124項目は対策済みか対策中などと説明。残り66項目では、早急に追加対策を実施する1項目以外は、早期もしくは順次、追加対策を講じるものなどとした。
その上で、「有識者や地元の方々の意見も踏まえてリスクを点検し、定期的な見直しを行う」と述べた。
高木副大臣は、リスクが低い項目にも「東電がしっかり対応していくことが多くの国民に安心感を与える」と強調した。