e大阪都構想 僅差で否決
- 2015.05.19
- 政治/大阪
公明新聞:2015年5月19日(火)付
佐藤府代表 「幅広い意見聞き改革」
大阪市を廃止して五つの特別区を設ける、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日、投開票された。
反対が70万5585票で賛成69万4844票を僅差で上回り、大阪市の存続が決まった。投票率は66.83%だった。
都構想に反対を表明してきた公明党大阪府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)は17日深夜、大阪市西区の関西公明会館で記者会見し、「首長と議会が対立と混乱を繰り返し、市民が置き去りにされる状況に決着をつけようと、住民投票の実施に協力した。住民の投票で結論を出せたことに大きな意義があった。この結果を真摯に受け止め、尊重したい」と述べた。
一方で、賛否が拮抗したことについて、「今の大阪市のあり方に満足していない人が相当数いるという意思表示だ」と強調。「謙虚に受け止め、幅広い意見を聞きながら大阪の改革に努める必要がある。公明党が先頭を切って、その役割を果たしたい」と語った。