e競争促し安定供給も
- 2015.05.30
- 政治/国会
公明新聞:2015年5月30日(土)付
エネルギー改革を推進
電事法改正案で河野氏
大手電力会社の送配電部門を切り離して別会社にする「発送電分離」を柱とする電気事業法などの改正案が29日、参院本会議で審議入りし、公明党の河野義博氏が質問に立った。
河野氏は、同改正案で電力やガス、熱供給の一体改革を通して総合エネルギー市場をつくり出すことを踏まえ、「市場競争を促す一方、電力の安定供給が必要だ。政府のかじ取りが求められる」として、改革への決意をただした。
安倍晋三首相は、「エネルギー市場の改革を進め、(関連の)産業にイノベーション(革新)をもたらす。日本の成長につなげる決意だ」との考えを示した。
また河野氏は、4月に発足した、電源の広域的な活用に必要な送配電網の整備を進める「電力広域的運営推進機関」に関して、「従来の地域ごとの枠を越え、電力が安定供給されるよう実効性を高めていくべきだ」と訴えた。