e平和安全法制 憲法の枠超えない
- 2015.06.09
- エンターテイメント/メディア
公明新聞:2015年6月9日(火)付
公明がいるから「平和」維持された
佐藤優氏が強調、山口代表との対談で
公明党の山口那津男代表は8日、ニッポン放送の佐藤優氏(作家)出演の特別番組にゲスト出演し、国会で審議されている「平和安全法制」の関連法案などについて見解を述べた。山口代表と佐藤氏の主なやり取りは、以下の通り。
佐藤氏 公明党が与党にいることで、平和が維持されることはプロから見ると明白だ。昨年7月1日の閣議決定は、翌2日付の公明新聞を読まないとよく分からない。「国連の集団安全保障措置など国際法上、合法的な措置に憲法上の制約は及ばないという考え方を採用しなかった」などと出ているのは公明新聞だけ。ここに気付いたので、これで憲法の枠も超えないし、日本が戦争を引き起こす、日本の防衛以外で戦争に巻き込まれることはない、と確信した。
山口代表 あくまで日本の憲法を中心にする。集団安全保障も、憲法に合う部分はやってもいいが、憲法を捨てて国際的な流れに追随してはいけない、とはっきり決めた。
佐藤 これが非常に重要だ。国連で決まったら憲法なんて関係ないと言う人がいるが、それは違うということで、とどめ打った。
山口 憲法では、日本を守るために武力を使うことは許されている。その限界を決めようというのが私たちのアプローチだ。他国を守るためだけに日本が武力を使うという意味での集団的自衛権(の行使)は認めないと。首相もそのことをはっきり言っている。