e日常活動に汗流す

  • 2015.06.15
  • 生活/生活情報

公明新聞:2015年6月14日(日)付



信頼の輪を広げる公明党議員



公明党は来夏の参院選に向け、議員の日常活動の強化に力を注いでいます。訪問対話や街頭演説、広報紙の作成などを通じ、多くの有権者と日常的に接し、人間関係を構築していくことが、党勢拡大に直結するからです。先駆する地方議員の取り組みを紹介します。



年間3500人と対話交流



徳島・牟岐町 一山稔議員



徳島県南部、人口約4500人の小さな港町の牟岐町。1991年に初当選し、今年4月の町議選で7期目を勝ち抜いた一山稔町議は、「大衆とともに」の立党精神を胸に、住民との活発な交流を日常的に続け、支持拡大の裾野を広げてきました。


一山町議の日常生活は、即議員活動に直結しています。さまざまな要望を受けて一軒一軒出向く訪問対話をはじめ、買い物に行くスーパーの店内や道端、地域のイベントなどで触れ合う顔見知りの住民は、年間3500人以上に上ります。


町体育協会会長や地元の町内会長としても活躍する忙しい日々だからこそ、一山町議は「一人一人との出会いがまさに私の議員活動」と語っています。


住民と親しく接する中で困り事や要望を聞けば、迅速に町職員と連携を取って現場を調査。その結果を住民に必ず報告する誠実な対応には定評があります。南海トラフ地震で対策が急務の津波避難所の整備など、これまで積み上げた実績も多彩です。


地域に根差した存在として奮闘してきた一山町議の評価は、選挙結果にも表れています。99年以降に行われた5回の町議選では、2007年の無投票当選を除き、自身の過去最高得票を毎回更新。今回の町議選でも、有権者数が前回比で354人減の中、48票増の549票を獲得しました。


党員の兒戸敏夫さんは、「一山さんは話しやすくて頼りになると町民の評判が高い」と誇らしげに語ります。


一山町議は、「何も特別なことはしていない。公明党の"金看板"を背負った者として、今後も一切を町民のために捧げるのみ」と、温厚な人柄の中に闘志がみなぎっていました。



住民に浸透する"朝立ち街頭"



大阪・岸和田市 米田貴志議員



「おはようございます。行ってらっしゃい!」。時折、小雨が降る早朝。大阪府南部の岸和田市(人口約20万人)内の駅前には公明党の旗を掲げ、通勤客や登校途中の生徒らに、はつらつとあいさつする米田貴志市議(3期)の姿が。米田市議は、地元の駅頭などで日曜・祝日を除く毎朝6時30分から8時10分まで行う"朝立ち街頭"を初当選時(2007年)の翌年から7年間、ほぼ欠かさず続けてきました。


今年4月の市議選(定数26)では、米田市議が見事トップ当選。同市選挙区の府議選が全国屈指の激戦区だった影響で支援活動が大幅に遅れたが、得票数は初当選時を上回った前回選(11年)をも超える過去最高の3015票に。朝立ちの継続により、"顔"と"名前"が一致する議員として地元で定着したことが大きな要因の一つです。


選挙期間中のある日、突然、「職場の仲間みんなで応援しているよ」と20代の青年から言われた米田市議。実は、その青年は高校時代から毎朝見掛ける米田市議の姿が目に焼き付いていたというのです。また、駅前で米田市議と会うたびに手を振る小学生が。先日、その母親が初めて米田市議を訪ね、「息子が選挙の時、米田さんを応援してと言って聞けへんかった」と打ち明けてくれたエピソードも。


「顔も名前も知らない人から『初めて公明を支持したよ』などと言ってもらえることが増え、党への理解の広がりを実感します」と米田市議。市民一人一人と交わす一瞬のあいさつに、「きょうも皆さまのために市政で働かせていただきます!」との感謝の心、地域に尽くし抜く誓いが込められています。



地域ごとに広報紙を作成



秋田・横手市 土田百合子議員


「こんにちは! 新しい通信ができました」。初夏の緑がまぶしい秋田県横手市。蒸し暑くなった12日も、土田百合子市議(5期)は、支持者の元を訪ねていました。手には、1枚の"手作り"広報紙が。その名前は「ゆり通信」です。


「楽しみに待っていました」。寺田信子さんは早速、土田市議から手渡された「ゆり通信」を広げました。「危険な交差点にカーブミラーが完成!」「運動場にトイレを新設」―と、ふんだんに写真を使った明るい紙面に会話も弾みます。


「ゆり通信」の発行は、初当選した1999年に「公明党議員として働いている自分の姿を積極的に発信すれば、理解は広がる」との信念で始めました。以来16年間、"号外"も交え、年に6~7回、党員や支持者の協力を得ながら毎回2000部を作成。これまで発行した通信は、優に100回を超えます。


さらに土田市議は、通信の内容を配布する地域別に変える、という工夫もしています。それは、同市が2005年に周辺の5町2村と合併して新市となり、抱える課題が地域によって異なるためです。「ゆり通信」が旧町村部でも住民との絆を深め、公明新聞の購読に結び付くこともあります。13年の市議選では、前回から704票も増やして過去最高得票で、トップ当選を果たしました。


党横手支部の高橋孝子副支部長は、「通信を通して『困り事があったら土田さんに頼もう』という人が多くなってきました」と話します。土田市議は、「ゆり通信」を"武器"に、きょうも信頼の輪を広げています。

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