eMERS対策徹底すべき

  • 2015.06.17
  • 政治/国会

公明新聞:2015年6月17日(水)付



平和安全法制、充実した議論を

記者会見で山口代表



公明党の山口那津男代表は16日午前、国会内で記者会見し、韓国で感染が広がる中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスについて、世界保健機関(WHO)が患者の追加発生が予測されると発表したことなどを踏まえ、「人の往来が多数に上る隣国で起きている問題なので、わが国もしっかりとした対策を取らなければならない」と力説し、政府に対策の徹底を求めた。


山口代表は、厚生労働省が国内発生時の対応指針を自治体などに示したことに触れ、「政府として対策が後手にならないよう取り組んでほしい。国民が冷静に対処できるよう、対策や実態を説明し、正しい情報を伝えることがまず必要だ」と強調。水際対策を講じるとともに、万が一、国内で発生した場合も適切に対応できるよう態勢を整備する必要性を指摘した。


また、今国会の会期延長については、24日の会期末までに「平和安全法制」の関連法案を衆院で採決することが困難な情勢であることなどから、「参院(の審議)のことも含めて、検討しなければならない」との認識を表明。会期の延長幅などは、「与党幹事長を軸に検討を進める。諸般の事情を見極めた上で結論を出すべきだ」と述べた。


平和安全法制については、「現時点で政府提出の法案がベストの案だと思っている」とした上で、野党側との修正協議の可能性に関しては、「何よりも国会審議の中で充実した議論がなされることが大前提だ。政府・与党の考え方を進歩させるような提案があれば、与党側として真摯に聞く用意はある」との考えを示した。

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