eコラム「北斗七星」
- 2015.06.29
- 情勢/社会
公明新聞:2015年6月29日(月)付
もしボウリングが五輪種目に選ばれたら、全日本ボウリング協会は全国民を対象に代表選考会を行うという。東京五輪・パラリンピック組織委員会は先週、東京五輪で独自に開催できる種目候補の第1次選考結果を発表、その中にボウリングが残った◆世界に2億人、日本国内でも1200万人の愛好者がいるボウリングは、メジャーなスポーツの一つ。予選会を日本各地で開催すれば、オリンピック・ムードは一気に高まるだろうし、何よりも誰でもオリンピック選手候補になれるというのはワクワクする◆最終選考に進んだのは野球・ソフト、空手など8種目。野球ファンとしては、サムライ・ジャパンの勇姿を再び見たいが、ローラースケートでタイムを競うローラースポーツやサーフィンなど、残った種目はいずれも魅力的な競技ぞろい。果たしてどの種目が選ばれるか◆9月の同組織委理事会で日本の推薦種目が決定し、来年8月にブラジルで開催される国際オリンピック委員会で追加種目が決まる◆国民に大きな夢を贈るはずのオリンピックが、ここのところ新国立競技場の建設費負担問題で、マイナスイメージが話題になりがち。全額を五輪開催に供与する宝くじを発行するなどして、同競技場問題に一気に決着をつけてはどうか。このままでは夢が萎んでしまう。(爽)