eコラム「北斗七星」

  • 2015.07.28
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年7月28日(火)付



約450年前、織田信長が初めて築いた城・小牧山城(愛知県小牧市)は、壮大な石垣を持つ城のルーツだった。これまでは同じく信長が築いた安土城が近世の城郭の発祥とされてきたが、この説を最近の発掘調査が覆しつつある◆同市によると、小牧山城は築城後4年で使われなくなったため一時的な砦と考えられていた。しかし、発掘によって3段に築かれた石垣などが見つかり、実は本格的な城だったことが判明。信長がこの地で先進的な築城を試みたのではないかと注目されている◆2004年度から11年間続けられてきた地道な発掘調査は、まさに埋もれかけた歴史に光を当て、郷土の魅力を再発見した◆公明党の調査活動も現場の課題をくみ取り、多彩な政策実現につなげている。党愛知県本部は調査活動の一環として、08年から団体懇談会を開催。これは国会議員と地方議員が現場の声を聞く"市民相談的な懇談会"で、68団体と延べ208回、意見交換を重ねてきた◆寄せられた要望を基に、司法書士が法的手続きについて解説する県立高校への出張講座、大規模災害の発生時に、罹災証明書などの行政手続きを円滑に行えるように行政書士と名古屋市による協定の締結など数多くの実績が生まれた。「調査なくして発言なし」の姿勢は政治への信頼を高める。(典)

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