e子ども貧困対策を拡充
- 2015.08.05
- 情勢/社会
公明新聞:2015年8月5日(水)付
政策要望に知事が明言
大阪府議会公明党
大阪府議会公明党(林啓二幹事長)は4日、大阪市中央区の大阪府庁で松井一郎府知事に会い、府政の施策ならびに行財政運営に関する要望書を手渡し、意見交換した。
席上、公明党側は大阪の経済を停滞させないための成長戦略の重要性に触れ、「府民が景気回復を実感できるような府政運営に取り組むべきだ」と訴えた。
その上で、(1)女性の活躍の機運を盛り上げるための府の関係部局などによる推進組織の構築(2)子どもの貧困対策とひとり親家庭への経済支援策の充実(3)地域包括ケアシステムの構築へ向けた市町村のサポート体制の確立(4)訪日外国人増加に伴う観光バスの駐車場・宿泊施設の不足対策(5)リニア中央新幹線の東京―大阪間全線同時開業(6)18歳選挙権に伴う主権者教育の早期実施―などを要請した。
松井知事は女性の活躍推進について、「オール大阪で設置した女性活躍推進会議で情報発信に取り組む」と強調。地域包括ケアに対しては関係部局の推進会議を活用し、庁内一丸で取り組む考えを述べた。また、子どもの貧困対策を「新子育て支援交付金」の優先配布枠に位置付け、ひとり親家庭の就業面と生活面の支援拡充を図ると明言。さらに観光バスの駐車場増設や梅田―難波間のシャトルバスの実現にも言及した。