e経済好循環を生活に浸透

  • 2015.09.09
  • エンターテイメント/メディア

公明新聞:2015年9月9日(水)付



自公結束し政権運営
首相の総裁再選で山口代表が強調



公明党の山口那津男代表は8日午前、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が自民党総裁選で無投票再選したことを受け、今後の連立政権が取り組むべき課題について、「デフレ脱却へ、アベノミクスをさらに推進し、経済好循環の流れを国民生活、中小・小規模企業に広く浸透させていくことが大切だ」と強調した。


この中で山口代表は、総裁再選後に首相と会い、「政府・与党が結束して終盤の国会対応、重要法案の審議に当たることを確認した」と述べた。


また、経済の好循環を拡大していくための政策の方向性として、(1)地方創生の推進(2)仕事と子育ての両立支援で女性の活躍を後押し(3)若者、子ども向け施策の充実―などを挙げ、その実現に向け「年末の税制改正や予算編成、補正予算をどう生かすかも含め、さまざまな政策について議論を尽くしていく」と力説した。


一方、2017年4月からの消費税率10%時に、生活必需品の税率を低く抑える軽減税率の政府案として、税と社会保障の共通番号(マイナンバー)を活用した仕組みが報道されていることについては、近く開かれる与党税制協議会や公明党税制調査会の会合で政府が全体像を正確に示すよう求めた。


その上で、「生活必需品の消費税負担が軽減されることが大事だ。その国民の期待と、事業者の負担を小さくするという二つの要請をかなえる視点から与党協議の成熟を期待したい」と語った。


安倍首相、公明を表敬


安倍晋三首相(自民党総裁)の任期満了に伴う自民党総裁選が8日午前、告示され、安倍首相以外に立候補の届け出がなく、無投票再選が決まった。首相の総裁任期は18年9月末までの3年間。


総裁の再選決定後、公明党の山口那津男代表、井上義久幹事長は、国会内で安倍首相と谷垣禎一幹事長の表敬を受けた。山口代表が首相の総裁再選に祝意を表明したのに対し、安倍首相は「皆さまの協力をいただき、政策を前に進めていきたい」と応じ、両党首は引き続き結束して政権運営に当たることを確認した。

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