e作業環境の改善を確認
- 2015.09.15
- 情勢/社会
公明新聞:2015年9月15日(火)付
サブドレンの運用状況も
福島第1原発視察
井上幹事長ら
公明党の井上義久幹事長は14日、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の構内を視察し、汚染水対策の状況を確認するとともに、作業員の労働環境を調査した。斉藤鉄夫・党原発災害対策本部長(衆院議員)、若松謙維参院議員、真山祐一衆院議員と党福島県本部の、伊藤達也政策局次長(県議選予定候補)が同行した。
まず一行は、今年5月末に完成した大型休憩室を訪問。作業員の労働環境改善を目的とした同施設に完備された会議室や売店、食堂などを見て回った。続いて一行は防護服を着用し、1、2号機を見渡せる高台から、1号機の建屋カバーの解体作業現場を視察した。
なお東電は、同日午前から建屋周辺の井戸から汚染された地下水をくみ上げ、浄化して海洋に放出する「サブドレン」計画を開始。汚染水の発生量を半分程度に軽減させることをめざす。一行は、小野明所長の案内でサブドレンの制御パネルを視察。小野所長は「緊張感を持って運用に当たっていく」と話した。
視察を終え、井上幹事長は「作業員の労働環境が大きく改善されていることが確認できた。引き続き作業の円滑化へ、工程の検証に尽力したい」と語った。