e早期の本格復旧に全力

  • 2015.09.28
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年9月28日(月)付



鬼怒川仮堤防など視察
茨城・常総市で石井政調会長



公明党の石井啓一政務調査会長は27日、関東・東北豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し、甚大な被害に見舞われた茨城県常総市を訪れ、24日に完成した鬼怒川の仮堤防を視察するとともに、被災住民から話を聞き、生活再建への課題を探った。中島亨一、遠藤正信の両市議が同行した。


仮堤防は高さ4メートル、全長約200メートルで、河川敷には「鋼矢板」と呼ばれる鉄板を全長約250メートルにわたって打ち込み、河川からの水の流入を二重に食い止める。これを受け市では、25日に避難指示・勧告を全て解除している。


この日、一行は仮堤防とその周辺の復旧状況を調査した後、家屋の清掃や家財の整理などを進める被災住民宅を訪問。入江育子さん(60)は「生活はある程度戻ってきた」としつつも、「床上浸水でエアコンも洗濯機も全部だめになった」と窮状を訴えた。また、横倉文雄さん(71)は「24時間、扇風機などを使っても床下が乾かない」として、原状回復への支援を求めた。


一行は災害によって出たゴミが不法投棄されている現場も見て回った。


終了後、石井政調会長は「本格的な復旧に向け、財政支援などに全力を挙げる」と述べた。

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