e解消へ工事進む開かずの踏切

  • 2015.11.02
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年10月31日(土)付



東京・足立区で太田議長ら  竹ノ塚駅付近の高架化を視察



公明党全国議員団会議の太田昭宏議長は30日、東京都足立区の東武伊勢崎線・竹ノ塚駅付近で進められている鉄道の高架化工事を視察した。都議、区議が同行した。


同駅付近にある踏切は、ピーク時の遮断時間が1時間当たり約57分の"開かずの踏切"で、2005年3月には、この踏切に進入した歩行者が電車にはねられて死亡する事故が発生。翌日、太田議長(当時は幹事長代行)らが現場に急行し、再発防止策や、鉄道の高架化による踏切自体の撤去を粘り強く訴えてきた。


その結果、事故発生から異例の早さで、駅付近の約1.7キロ区間における連続立体交差事業に着手。20年度末の完成に向けて急ピッチで工事が進んでいる。


この日、太田議長らは事故が発生した踏切をあらためて調査した後、建設が進む下り急行線の高架橋を視察。区鉄道立体推進室によると年内には高架橋本体が完成し、来年度の早い時期に運行が始まるという。周辺住民は「開通が楽しみだ」と笑顔を見せていた。


視察後、太田議長は「高架化によって、開かずの踏切が解消されるだけでなく、まち全体の活性化にもつながる」として、「今後も地域の声を聞きながら、全国各地で踏切の安全対策や住民の利便性向上に努力していく」と述べた。

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