e害虫根絶に総力を

  • 2015.11.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年11月16日(月)付



奄美大島(鹿児島)の果実被害
党委が農水相に緊急要望



公明党の「奄美ティダ(太陽)委員会」(遠山清彦委員長=衆院議員)は13日、農林水産省で森山裕農水相、佐藤英道農水大臣政務官(公明党)に対し、鹿児島県奄美大島の群島内で果樹類などに甚大な被害を及ぼす病害虫「ミカンコミバエ」が大量発生している問題を受け、対策強化を求める緊急要望を行った。


遠山委員長は席上、今月9、10両日に奄美大島を現地調査し、島内の首長や果樹生産者らと意見交換を重ねたことに触れ、「(病害虫発生に伴う)農業被害の規模は数十億円に上る可能性が高く、生産者のみならず、流通・小売り関係者の生活が危機的状況に陥る恐れがある」と強調。病害虫に対して、実効性の高い防除態勢を構築する一方、除去を強化することなどを通して早期根絶へ政府を挙げて取り組むよう訴えた。


また、特産果実などへの病害虫の感染やその恐れがあるとして、植物防疫法に基づく廃棄命令が出された生産者に対する補償など迅速な対応を図るよう要望。さらに、果実を取り扱う流通・小売り関係者を対象とした相談体制の強化などの支援を求めた。森山農水相は「まずは病害虫の根絶に取り組む」と述べた上で、「できるだけ病害虫の発生を抑える対応策などについて鹿児島県などと協議して進める」との考えを示した。

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