e「乳和食」食べて健康に

  • 2015.11.24
  • 生活/生活情報

公明新聞:2015年11月22日(日)付



党合同会議 料理家・小山さんが講演



公明党の食育・食の安全推進委員会(高木美智代委員長=衆院議員)と農林水産部会(上田勇部会長=同)は20日、衆院第2議員会館で合同会議を開き、料理家で管理栄養士の小山浩子さんから、牛乳を生かした新しい和食「乳和食」に関する講演を聞いた。


小山さんは、和食がビタミンなどの栄養バランスに優れる一方、塩分の過剰摂取になりやすいことが唯一の弱点だと指摘。自ら開発し普及に努めている乳和食の目的について、「料理の調味料に牛乳を取り入れ、味を損なわずに、しょうゆなどの摂取を減らす減塩の食生活をするためだ」と強調した。


その上で、塩分の過剰摂取による高血圧が腎臓病などの重大疾病を引き起こす恐れがあることを踏まえ、「(タンパク質などの栄養素がバランス良く含まれた)牛乳が持つ価値を見直し、乳和食を取り入れた減塩生活を進めて、健康になってほしい」と呼び掛けた。


講演の後、出席議員らは、小山さん監修の下、牛乳を調味料として使った「サバのミルクみそ煮」や「かぼちゃのミルクそぼろ煮」などが入った乳和食弁当に舌鼓を打った。


さらに、学校給食での乳和食の普及に向けた取り組みなどについて意見交換。高木委員長は、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに世界的に評価が高まっていることに触れ、「人の命を支える大切な食を守る取り組みを進めていく」と訴えた。

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