e教職員定数の「削減」反対
- 2015.12.02
- 情勢/社会
公明新聞:2015年12月2日(水)付
学校老朽化対策も促進を
衆院文科委で浮島さん
衆院文部科学委員会は1日、閉会中審査を行い、公明党の浮島智子さんは、財政制度等審議会が示した、少人数指導などを行う加配教職員も含めた教職員の削減方針に懸念を示し、「いじめや不登校などの問題は複雑化しており、機械的に定数を削減するべきではない」と訴えた。
馳浩文科相は、外国人児童・生徒の日本語教育などで加配教員が重要な役割を果たしているとし、「現場の実態を踏まえて、総合的に取り組んでほしい」と述べた。一方、坂井学財務副大臣は「科学的エビデンス(根拠)に基づいて議論した上で、加配教職員の定数を決めていく」と述べた。
また浮島さんは、公立学校の老朽化対策について、「子供たちが安心して学べる環境整備を進めるべき」と主張。坂井副大臣は「優先順位をつけて、緊急性のあるものから順次対応していきたい」と答えた。